パパの出張簿記講座 2級商簿Q&Aデータベース







分類 「第5章 商品売買」

【No012】「評価損・減耗費の計算(第107回第3問)」 
質問者 あおもださん 質問日 2007/02/12 08:24  回答者 きたろうさん

質問
いよいよ追い込みで、過去問をやっています。
第107回3問の精算表の決算整理事項でわからない箇所がありました。売上原価の算定のところです。

問題では、
期末の棚卸高は以下のとおり。当社は低価法を採用。
毎期発生する棚卸減耗費のうち、それぞれの商品の期末帳簿棚卸高の5%は経常的に発生する避けられないものとして売上原価に算定している。売上原価は仕入れの行で算定し、商品評価損は売上原価に算入しない。
帳簿棚卸高       実地棚卸高
A商品 500個 ¥80  480個 ¥75
B商品 300個 ¥90  270個 ¥100
C商品 200個 ¥105 180個  ¥85

解答の仕訳
仕入 72,000     繰越商品 72,000
繰越商品 88,000   仕入   88,000
棚卸減耗費 6,400   繰越商品 12,400
商品評価損 6,000   
仕入   4,000    棚卸減耗費 4,000

疑問点
@売上原価に算入する棚卸減耗費は、帳簿棚卸高(¥88,000)の5%だから、¥4,400ではないかと思うが、解答では¥4000です。私の計算がおかしいのでしょうか?(解答が間違ってるってことないですよねー?)

A確認ですが、低価法では、商品の評価がUPしたことについては(ここではB商品の評価)、無視して、評価が下がったものだけを計上すればよいのですよね?(回答時、有価証券のようにB商品の評価を考慮に入れてしまいました。)

以上、よろしくお願いします。

回答
あおもださん、おはようございます。

棚卸減耗費の算定で注目して欲しいのが「A商品」です。

A商品:
 (1) 実際の棚卸減耗数量 ⇒ 500個 − 480個 = 20個
 (2) 売上原価に算入する最大棚卸減耗数量 ⇒ 500個 × 5% = 25個
 (3) (1) < (2)
    ∴売上原価に算入する棚卸減耗数量は20個
     ⇒ 棚卸減耗費 = 80円 × 20個 = 1,600円
となります。

以下、B商品・C商品も同様に考えて頂くと
A商品(1,600円)+B商品(1,350円)+C商品(1,050円)= 4,000円
になります。

キーワードは「それぞれの商品の」というところです。


次に商品評価損についてですが、
> 低価法では、商品の評価がUPしたことについては(ここではB商品の評価)、 無視して評価が下がったものだけを計上すればよいのですよね?

その通りです。評価益を計上するものは「売買目的有価証券」の期末時の評価替(時価法)だけです。

という感じで如何でしょうか?


残り2週間になりましたね。体調を崩されることなく頑張ってください。

お礼
キタロウさん、さっそくありがとうございます!

なるほど、「商品ごと」に考えるのがポイントだったんですね。
単純に5%計算したのでは、減耗していないAの減耗までカウントしちゃってますもんね。
スッキリです!

あと少しがんばります。体調にも気をつけなきゃですね。
ありがとうございました。



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