パパの出張簿記講座 2級商簿Q&Aデータベース







分類 「第4章 固定資産・繰延資産」

【No018】「前払保険料と長期前払保険料について」 

質問者 はれはれさん 質問日 2007/12/10 20:34  回答者 井上ファミリーパパ

質問
こんばんは。はれはれです。

パパさんお勧めの一橋出版「これで合格 日商簿記検定問題集 2級商業簿記」の中から質問です。

p56Cの3/31の仕訳ですが、解答では、3年分を前払いしているので、次期決算までの1年分が前払保険料、それ以降が長期前払保険料になっています。

私は、保険料を払込んだ日から1年分の中で、今期末を越えるものが前払保険料、それ以降が長期前払保険料になると思ったのですが、この点について、教えてください。

回答
はれはれさんへ

問題集は手元にあるのですが、別添の解答を紛失というポカミスをしでかしてしまいました。下記の回答で誤りはないと思いますが、もし、疑問点が解決しないようでしたら、再度質問して下さい。

長期前払費用の場合、次の2点がポイントです。

1 ワンイヤールール(1年基準)
決算日の翌日から起算して、1年以内に現金化(又は費用化)される資産が流動資産、されない資産が固定資産です。
従って、「当期分は、支払保険料(費用)」「翌期(次期)分は、前払保険料(流動資産)」「翌々期以降の分は、長期前払保険料(固定資産)」です。

2 2つの出題パターン
(1) 支払時に、支払保険料で仕訳して、決算整理で翌期(次期)以降の分を前払保険料と長期前払保険料に振替えるパターン
(2) 支払時に、長期前払保険料で仕訳して、当期分を支払保険料、次期分を前払保険料に振替えるパターン

さて、本問では(分かりやすく支払日を○○元年としました。)
当期分(元年10/1〜2年3/31)288,000×6/36=48,000(支払保険料)
翌期分(2年4/1〜3年3/31)288,000×12/36=96,000(前払保険料)
翌々期以降(3年4/1から4年9/30)18/36=144,000(長期前払保険料)
に分けることになります。

そして、決算で「前払分を計上した」とあるので2(1)のパターンです。
従って、決算仕訳は
(借) 前払保険料    96,000 (貸) 支払保険料 240,000
   長期前払保険料 144,000
となります。

なお、参考までに2(1)のパターンだと
決算仕訳は
(借) 支払保険料 48,000 (貸) 長期前払保険料 144,000
   前払保険料 96,000
となります。

精算表、試算表からの決算問題では、
決算整理前試算表の勘定科目名、金額で判断することになります。

お礼
パパさん、回答ありがとうございます。
やはり、「ワンイヤールール」なのですね。

過去問や重要なものしか記載されていない問題集では、見なかったものなので、つい、機械的に1年分の支払保険料を計算し、そこから前払保険料を計算していました。

出題パターンにも2種類あるようで、この機会にしかっり覚えておきたいです。

ありがとうございました。


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