パパの出張簿記講座 2級商簿Q&Aデータベース







分類 「第11章 帳簿組織・その他」

【No003】「得意先元帳、仕入先元帳と総勘定元帳の関係について」 

質問者 野村さん 質問日 2005/08/22 16:43  回答者 井上ファミリーパパ キタロウさん

質問
帳簿組織について 総勘定元帳に得意先元帳、仕入れ先元帳が絡んでくると何をしているのかさっぱりわからなくなります。借方なのか貸方なのか・・・全部、逆にしてしまうことも度々です。

得意先元帳というのは、例えばA商店についての、売掛金の帳簿ということになるのでしょうか?

          A商店
------------------------------------------------------
4/1前月繰越 100,000 | 4/16受取手形記入帳 42,000

上の様な得意先元帳の意味は、A商店について、前月から残っている売掛金は100,000で、今月16日に売掛金の回収として42,000円の為替手形を受け取った、
という、理解の仕方で良いのでしょうか・・・?

もうひとつ質問があります。
仕入れ先元帳を独自平均元帳として用いている場合の(?)、総勘定元帳の扱いについてです。

仕入れ先元帳で
           B商店
----------------------------------------------------
 7/30 120,000    | 7/1前月繰越 90,000

と、ある場合、総勘定元帳の方に

         総勘定元帳
----------------------------------------------------
 7/1前月繰越 *** | 7/30 120,000

このように、逆の形で7/30の120,000が記入されるのはどうしてなんでしょうか?
他の総勘定元帳と使い方が違う様な気がして、よくわかりません。
こういうものだと諦めて覚えるしかないのでしょうか・・・?
全然よくわかっていないので、変な質問になっていたら申し訳ないです。宜しくお願いします。

回答(井上ファミリーパパ)
野村さんへ
まず独自平均元帳は、日商簿記2級では、まず出題されないと考えて問題ありません。日商簿記2級の参考書には、ほとんど載ってません。解説されている場合でも、サワリ程度の扱いだと思います。この結果、補助元帳に独自平均元帳の機能をもたせている場合と、もたせてない場合(2級で出題される通常の補助元帳)の違いが整理できず悩まれているのだと感じました。前段の考え方であっていますので、後段の独自平均元帳は無視して、答案練習をされてはいかがですか。

とはいっても、ここまで悩まれてしまうと、「独自平均元帳」についての疑問を解決しないと、ますます混乱してしまう心配もありますので、つぎのレスで簡単に説明してみなす。

補助元帳は総勘定元帳の特定の勘定科目の細目を示すもの(例えば、仕入先元帳は買掛金勘定の金額を、相手商店ごとに集計)です。
従って、仕訳の借方または貸方の一方だけが補助元帳に集計されることになり、補助元帳の記録の正確性の検証は、補助元帳の全口座の残高と、総勘定元帳の特定の勘定科目(仕入先元帳では買掛金勘定)の残高を照合することになります。
補助元帳だけでは、記録の正確性を検証することは出来ません。
そこで、相手商店の数だけ口座をもつ補助元帳に、総勘定元帳という口座を追加して、補助元帳に記帳される仕訳の相手勘定の金額を記帳して、補助元帳の残高(各商店ごとの残高と総勘定元帳口座の残高)だけを集計しても、貸借が一致することによって、記録の正確性を検証する仕組みをもたせた補助元帳が「独自平均元帳」です。
独自平均元帳の「総勘定元帳口座」は仕訳の相手勘定の金額を記帳しますので、当然、個々の商店ごとの口座とは貸借の金額は逆になります。

回答(キタロウさん)
独自平均元帳は頭が痛いです。(笑)⇒私も嫌いでした。
しかし、安心してください。
実は、以前は独自平均元帳は出題区分表の2級の帳簿組織の項で明確に出題範囲に入っていたのですが、現行の出題区分表には入っていません。(私の記憶によると平成11年4月1日改定、平成12年4月1日施行から削除されています。)
ですから、今後の試験で出題されることはないはずです。

ちなみに、独自平均元帳は第89回(平成10年6月施行)の1回のみ出題がされただけだと記憶しております

お礼
パパさん、キタロウさん有難うございます。
まさか、そんな扱いになっていようとは・・・!
2003年10月 5訂版 の一橋出版の「教科書 2級商業簿記」を使用していました。少し古いと内容も若干変わったりするんですね〜。。。
充分印象に残るほど悩みましたので、「逆に書く」ということくらいを記憶の片隅に置きつつ、これ以上は深く考えずに流しておくことにします。
貴重な情報有難うございました。



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