| 分類 「第10章 株式会社会計(社債・税金)」 |
|
【No010】「買入償還について」
質問者 しょうさん 質問日 2006/02/13 11:50 回答者 キタロウさん |
|
質問
今更ですが・・・
(同様質問掲示板を読んでも??)
平成15年3月31日満期 額面総額¥20.000.000.-
償還期間5年 利率年1%
¥100.-につき¥98.-で発行
平成14年3月31日 額面総額の1/2を¥100.-につき¥99.-で買入償還
この場合の満期時の社債発行差金の償却額が¥40.000.-の回答です。
買入時の償却は、決算日と同日ですので、均等額の\80.000.-だと思うのですが、そうすると満期時の答えの¥40.000.-では償却額が\360.000.-です。
差金の償却はゼロになるという考えでは間違いですか?
|
|
回答
しょうさん、こんばんは。
10年 11年 12年 13年 14年 15年
4月 3月 3月 3月 3月 3月
1日 31日 31日 31日 31日 31日
┳┌──────┬──────┬──────┬──────┬──────┐┳買
┃│ │ │ │ │ │┃入
発┃│ 40 │ 40 │ 40 │ A:40 │ B:40 │┃金
行┃│ │ │ │ │ │┃額
金┃├──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤┻
額┃│ │ │ │ │ │
┃│ 40 │ 40 │ 40 │ 40 │ 40 │
┃│ │ │ │ │ │
┻└──────┴──────┴──────┴──────┴──────┘
発 買
行 1 2 3 入
社債発行時(平成10年4月1日)
(借)現金預金 19,600,000 (貸)社債 20,000,000
社債発行差金 400,000
決算時(平成11年3月31日、平成12年3月31日、平成13年3月31日)
(借)社債発行差金償却 80,000 (貸)社債発行差金 80,000
買入日直前の社債発行差金の残高
400,000円−80,000円×3=160,000円
が問題の前提です。(ここまでは、しょうさんも理解されていると感じています。)
そこで、買入償還時の社債発行差金の消去額ですが、しょうさんが計算された通り80,000円です。(上図のAとBの部分)
しかし、解答では「社債発行差金償却が40,000円」ということですね。
そこで、買入償還時の社債発行差金の消去額ですが、しょうさんが計算された通り80,000円です。(上図のAとBの部分)
しかし、解答では「社債発行差金償却が40,000円」ということですね。
問題文を確認しないと想像の域を出ないのですが、「当期に係る償却額は月割計算すること」という指示はないでしょうか?(固定資産を売却等をした問題と同様の指示)
この指示があれば、一旦
(借)社債発行差金償却 40,000 (貸)社債発行差金 40,000 ・・・Aの部分
という仕訳を行った後、買入償還の仕訳を追加で考えることになろうかと思われます。
よって、解答は
(借)社 債 10,000,000 (貸)現金預金 9,900,000
社債発行差金償却 40,000 社債発行差金 80,000
社債償還益 60,000
だと思われます。
また、特に月割計算の指示がない場合には、
(借)社 債 10,000,000 (貸)現金預金 9,900,000
社債発行差金 80,000
社債償還益 20,000
で正解になろうかと思われます。
|
|
質問
早速にご丁寧な回答有難うございます。
私の書き方が曖昧だった為、誤解を与えたようですが、買入償還時の償却額ではなく、途中、半額の買入があった上での満期時の償却額です。
因みに、計算式は
\10.000.000÷\100×(\100-\98)=\200.000
\200.000.÷5年間=\40.000.-
でも、理解できません・・・。
宜しくお願いします。
|
|
回答
しょうさん、こんばんは。
私の誤解でご迷惑をお掛けしました。
最初の回答の図で、買入償還時に「AとB」の8万円が消去され、買入償還しなかった半分の8万円(AとBのボックスの下の部分)が社債発行差金残高として残ります。
そして、買入償還日と同日の決算(平成14年3月31日)において、
(借)社債発行差金償却 40,000 (貸)社債発行差金 40,000 ・・・Aのボックスの下の部分
という仕訳が行われます。
この段階で、社債発行差金の残高が40,000円(Bのボツクスの下の部分)になります。
この状態で、満期償還日(平成15年3月31日)を迎えたことになりますので、満期償還日の償却額が40,000円ということになります。
計算式は私が書き込みしたボックス図の下半分を示していることになります。
という感じで如何でしょうか? |
|
質問
また、何度も申し訳ありません・・・。
買入償還時にAとBの8万円が消去されとありますが、私の考えですと、半分だけの買入なので、半分の4万円が
消去され、残は12万円になり、同日の決算において、社債金額が半分になったので、償却額も半分の4万円。
で、満期償還日には8万円が残っているのでは?と思うのですが、それを償却するには、やはり半額の4万円ですね。
すると、差し引き4万円はどこへ???って感じです。
もしかしたら買入時の仕分けに誤りがあるのでしょうか?
お手数ですが、買入時の仕分けを教えて頂けますでしょうか。よろしくお願いします。
|
|
しょうさん、こんばんは。
10年 11年 12年 13年 14年 15年
4月 3月 3月 3月 3月 3月
1日 31日 31日 31日 31日 31日
┳┌──────┬──────┬──────┬──────┬──────┐┳
┃│ │ │ │ │ │┃買
┃│ (A1) │ (A2) │ (A3) │ (A4) │ (A5) │┃入
発┃│ 40 │ 40 │ 40 │ 40 │ 40 │┃金
行┃│ │ │ │ │ │┃額
金┃├──────┼──────┼──────┼──────┼──────┤┻
額┃│ │ │ │ │ │
┃│ (B1) │ (B2) │ (B3) │ (B4) │ (B5) │
┃│ 40 │ 40 │ 40 │ 40 │ 40 │
┃│ │ │ │ │ │
┻└──────┴──────┴──────┴──────┴──────┘
発 買 満
行 1 2 3 入 期
償
4 還
決算時1(平成11年3月31日)
(借)社債発行差金償却 80,000 (貸)社債発行差金 80,000
⇒A1とB1の金額
決算時2(平成12年3月31日)
(借)社債発行差金償却 80,000 (貸)社債発行差金 80,000
⇒A2とB2の金額
決算時3(平成13年3月31日)
(借)社債発行差金償却 80,000 (貸)社債発行差金 80,000
⇒A3とB3の金額
買入償還時(平成14年3月31日)
(借)社 債 10,000,000 (貸)現金預金 9,900,000
社債発行差金 80,000
社債償還益 20,000
⇒社債発行差金の金額は、A4とA5の金額
⇒社債そのものがなくなったにも係わらず、それに付随する社債発行差金の
A4とA5が残ることはあり得ないので、買入償還時に一気に消去する。
決算時4(平成14年3月31日)
(借)社債発行差金償却 40,000 (貸)社債発行差金 40,000
⇒B4の金額
<ここまでの社債発行差金の償却済額:360,000円>
満期償還時(平成15年3月31日)
(借)社 債 10,000,000 (貸)現金預金 10,000,000
社債発行差金償却 40,000 社債発行差金 40,000
⇒社債発行差金の金額は、B5の金額
という感じでどうでしょうか?
|
|
お礼
キタロウさん 何度もお付き合い戴き有難うございます。“あ〜、そうか〜”思わず声を上げてしまいました。本当によくわかりました。
理解はできたのですが、この年に半額買入れたのだからいくらになって・・・とか、噛み砕きながら計算をしていたら時間がかかりそうです。慣れしかないでしょうね。がんばります。
|
|
回答
しょうさん、こんばんは。
> 何度もお付き合い戴き有難うございます。
理解をして頂いて御礼のレスを頂けるだけで私はとても嬉しいです。
> “あ〜、そうか〜”思わず声を上げてしまいました。
近所迷惑にならなかったですか?(笑)
>噛み砕きながら計算をしていたら時間がかかりそうです。慣れしかないでしょうね。
私は回答に書き込んだように、社債関係の問題はボックス図を必ず書いて解いていました。(今は頭の中だけですけど。)
しょうさん次第ですが、ボックス図の作成自体はそんなに時間は係らないと思いますので一度試してみてください。
社債のみに限らず株式会社会計の部分は商法の規定等が絡んでくるのでどうしても独特な考え方をしないといけない場面が出てくると思いますので、やはり同様の問題を数多く解いて慣れるしかないと思います。
ただ、解法のテクニックを身につけることも必要ですが、テクニックだけに走らないで頂きたいと考えています。
|
|