パパの出張簿記講座 2級工簿商簿Q&Aデータベース







分類 「第5章 特殊な原価計算」

【No012】「製造間接費差異分析について」 

質問者 ふろさん 質問日 2005/06/09 05:12  回答者 井上ファミリーパパ

質問
はじめまして。
製造間接費差異分析についてなのですが、シュラッター図というのがよくわかりません。
固定費は時間や数量にかかわらず一定なものだと思うのですが、固定費の所の図が斜線になっています。
固定費が一定ならば平行線になると思うのですが。
固定費は操業時間に比例して増えるのでしょうか。
あと、操業度差異の意味がつかめなかったです。
勘違いしているかもしれませんが、よろしくおねがいします。

回答
ふろさんへ
1 差異分析図について
標準原価計算で製造原価を計算する場合は、製品一個あたり基準操業度数値×配賦率(変動比率+固定比率)で計算します。
予算線は、ゼロからではなく固定費を表している中央の線からスタートしています。固定費が定額という点は予算線に反映されてます。
2 操業度差異
基準操業度とのズレ(季節変動、受注減等)によって、出た機械の遊休時間分の減価償却費等の固定費のムダが操業度差異です。

質問
ありがとうございます。
操業度差異については理解することができました。
固定費についてですが、
作業時間 120,000h
製造間接費年間予算額 \60,000,000
うち変動費 \24,000,000
  固定費 \36,000,000
のとき、変動費率200/h 固定費率300/hとなり、標準配賦率500/hとなることはわかるのですが、固定費率ということは時間に比例して固定費が増えるのではないのかと考えてしまうんです。

回答
>固定費率ということは時間に比例して固定費が増えるのではないのかと考えてしまうんです。

標準原価の計算上はその通りです。
生産量に応じて製造間接費を配賦します。

例えば、監督者の賃金を想定します。監督者の賃金は月給で1,000円、1,000個作ると決めた場合、一個あたり一円です。
1,000個作ると決めたのですから1,000個作って下さい。
現実には900個しか作れませんでした。標準原価は900円です。実際発生額との差額100円は配賦差異として、売上原価に振替えて、会計年度末に調整します。
1000個作るのが理想ですが必ずしも理想どおりに生産できるとは限りません。理想(標準)と現実(実際)の差異を分析することによって問題点を明らかにして管理する、これが標準原価計算です。

お礼
ありがとうございます。
おかげさまで、よく理解することができました。
2・3級の併願で受験する予定なのですが、
2級のほうは難しそうです。
またお世話になるかもしれませんので、よろしくお願い致します。


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