| 分類 「第5章 特殊な原価計算」 |
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【No010】「標準原価差異の処理について」
質問者 タカさん 質問日 2005/05/31 22:34 回答者 キタロウさん 井上ファミリーパパ |
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質問
標準原価差異の会計期末の処理についてですが、ニュアンスとして、実際を標準に合わせるのですかそれとも、標準を実際に合わせるのですか? |
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回答(井上ファミリーパパ)
「本当の製造原価は実際、標準?」といった感じでまごついているようですがいかがですか。
さて、今回の質問の件ですが
製造原価計算書の当期製品製造原価は標準原価です。そして、損益計算書で、当期製品製造原価に原価差異を加減して売上原価を計算します。
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質問
不利差異の場合、製造原価報告書にはプラスをし、損益計算書にはマイナスにするのは何故ですか?
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回答(井上ファミリーパパ)
まず、製造原価報告書に記載するのは当期製品製造原価(標準原価)の内訳です。製造間接費は諸々の費用を集計するための費目ですので、(間接)賃金、水道光熱費、減価償却費その他諸々の、集計した費用の内訳を記載します。
それぞれの費目ごとに標準配賦率を定めて配賦をすれば、製造原価計算書に標準原価で記載できますが、これでは、著しく手数を要してしまい、標準原価計算の目的のひとつである計算の迅速性から外れてしまいます。
そこで、製造原価計算書では、製造間接費については集計したそれぞれの費目の実際発生額から配賦差異を加減して標準原価の額にあわせるルールになっています。
製造原価報告書で実際額に差異を加減して標準原価に修正して、さらに損益計算書で差異を加減して実際原価に合わせて売上原価を算出するといのは、一見、非合理的で分かりにくい感じがしますが、実は、標準原価計算の目的に合った合理的な方法です。 |
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質問
不利差異の場合、製造原価計算書には標準原価そのままの額を、プラスやマイナスをしないで記入する事もあるが、損益計算書や貸借対照表等の財務諸表には実際原価を記入するという事ですか |
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回答(井上ファミリーパパ)
製造原価報告書に記載する金額は必ず標準原価です。
ただ、その内訳を表す手法として、製造間接費については、製造間接費に含まれる個々の費目の実際発生額を列記して配賦差異の金額を加減して標準原価の金額を表示するということです。
損益計算書にも実際減価は記載されません。
標準原価を記載し、配賦差異を加減(記載)して実際減価の額に合わせるということです。
製造原価は、あくまでも標準原価です。 |
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質問
各勘定(材料費等)で発生した不利差異は何故、仕掛品勘定で貸方にプラスされるのでしょうか? |
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回答(井上ファミリーパパ)
ところで、私の回答に対してなんら返答がいただけてないのですが、いままでの回答はご理解いただけたのですか。矢継ぎ早のご質問は、理解できなかったための再質問ですか。それとも新規のご質問ですか?
回答がご理解いただけてるのか不安です。 |
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質問
製造原価報告書への原価差異の配賦と、財務諸表への原価差異の配賦についての考え方は理解できたのですが、各費目勘定で発生した原価差異が仕掛品で、不利差異なら貸方、有利差異なら借方に転記される訳が分かりません。
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回答(キタロウさん)
混乱されていると思われる所を一旦整理してみた方が良いと思いましたので横レスさせて頂きます。
1.製造原価報告書と損益計算書の記載方法
2.総勘定元帳の記入方法
の2点が1つのツリーでQAがなされているのが混乱を招いている原因なのではないかと感じております。
1.製造原価報告書と損益計算書の記載方法について
こちらについてはタカさんは理解できたとのことですので、記載は省略させて頂きます。
2.総勘定元帳の記入方法について
2級の出題範囲の記入方法として、(1)シングル・プラン (2)パーシャル・プランの2種類があるということは大丈夫でしょうか?
(1)シングル・プラン
仕掛品勘定の借方・貸方とも「標準原価」で記入します。
⇒仕掛品の借方が標準原価ということは、各費目(材料費・労務費・製造間接費)の貸方も「標準原価」となります。
一方、各費目の借方は実際発生額が記入されますので、原価差異は各費目で把握されることになります。
(2)パーシャル・プラン
仕掛品勘定の借方は「実際発生額」、貸方は「標準原価」で記入します。
⇒原価差異は仕掛品勘定で把握されることになります。
(3)原価差異金額の記入
上記(1)(2)で把握された原価差異については、
@ 各費目(シングル・プラン)又は仕掛品勘定(パーシャル・プラン)から直接損益勘定へ振替える方法
A 各費目又は仕掛品勘定から一旦「原価差異勘定」に振替えてから、損益勘定に振替える方法があります。
(Aが一般的な処理方法だと思います。)
実際 > 標準 (不利差異)の場合
各費目又は仕掛品勘定の借方金額の方が大きいため、各費目又は仕掛品勘定の貸方を通じて(貸借金額を一致させるため)、損益勘定又は原価差異勘定に振替えます。
実際 < 標準 (有利差異)の場合
各費目又は仕掛品勘定の貸方金額の方が大きいため、各費目又は仕掛品勘定の借方を通じて(貸借金額を一致させるため)、損益勘定又は原価差異勘定に振替えます。
混乱されていると思われる所をまとめたつもりですが、如何でしょうか?
追伸:標準原価計算の勘定記入は、期首・期末が「0(ゼロ)」であった場合で考えると理解し易くなると思います。
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回答(井上ファミリーパパ)
キタロウさん
親切な解説ありがとうございます。
タカさんからも「分かりました、ありがとうございました」の書き込みが頂戴できると思います。
ただ、私が前段でだいぶ悩ましてしまったようなので、このことが原因で再質問をいただきましたときには、引続き、アドバイスのほど、よろしくお願いします。
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お礼
ありがとうございました。 |
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