| 分類 「第4章 製品別計算」 |
|
【No003】「直接材料の加工進捗度とは?」
質問者 藤田がむばるさん 質問日 2004/05/26 10:37 回答者 ゆうしろさん |
|
質問 つもお世話になっております。
総合原価計算における「直接材料の投入方法」のところで質問があります。
材料を工程を通じて平均的に投入する場合、加工費と同様に加工進捗度を用いて解くとあります。解答の方法それ自体は覚えれば問題ないのですが、何故そうする必要があるのかが理解できません。
加工費の場合、材料投入時点では何も発生していないので進捗度はゼロ、工程を通じて徐々にそれが加算されていき、終点(完成品)での進捗度は1ですね。つまり、途中の0.3だとか0.5といった数字は完成品を基準に置いて、途中の仕上がり具合を加工進捗度という物差しで表している・・・というのは理解できます。
でも、直接材料の場合、始点で投入されようが、工程の途中で投入されようが、それ自体は1個ではないのでしょうか? 例えば、パン製造業において、工程の途中で砂糖という直接材料を投入した場合、砂糖そのものを進捗度0.3や0.5といった数字で表現することにどのような意味があるのでしょうか。
また、加工費の加工進捗度が完成品(進捗度1)を基準において表されるのに対し、直接材料の加工進捗度は何を基準にして設けられているのでしょうか? |
|
回答 はじめまして、藤田がむばるさん。
私も、パン製造に例えてみますね!
始点投入の考え方では、最初に直接材料の小麦粉100gを機械の中に全て投入して、あとは1時間材料を撹拌(加工)し、1個のパンが出来上がるとします。(実際はこれでは出来ませんが 笑)
それとは違って、材料を平均投入する時の考え方は・・・撹拌機を回し始めたと同時に、少しずつ小麦粉投入すると考えてはいかがでしょう?(1時間かけて材料を投入するのです。)
この場合、加工進捗度50%(30分時)で機械を止めた場合、加工費も一つのパンを製造するためにかかる加工費の50%ですが、小麦粉も50g(50%)しか投入されていないのです。
イメージできましたでしょうか?
材料を始点投入と平均的に投入する問題以外に、加工進捗度○%で一括投入するという問題も出る可能性があります。(私が受験した回で出題され落とした人が多かったそうです・・・)
蛇足になりますが、この加工進捗度○%で一括投入の例も説明します。小麦粉を加工進捗度50%の時に一括投入してパンを製造するとします。
<問題1>加工進捗度30%時点計算は・・・・・
加工進捗度30%の段階では、材料は全く投入されていないので
直接材料費0で、加工費だけが30%。
<問題2>加工費80%時点での計算は・・・・・
この場合は進捗度50%に材料が全て投入されているので
直接材料費100%、加工費が80%になります。
直接材料の加工進捗度も、加工費と同じように完成品を1として計算します。始点投入や加工費をしっかり理解されているようですので、イメージで簡単に説明してしまいました・・・わかりにくかったら再度質問して下さいね! |
|
お礼
ゆうしろさん、こんばんは。
なるほど。回答ありがとうございました。
例えば、直接材料50kg(0.3)と表されているとき、最終的には50kg投入されるものが15kgしか投入されていないので、最終の姿(50kg)を基準に置いて(進捗度を1と置いて)0.3と表すわけですね。で、加工費の進捗度とそれは連動すると。
加工費の進捗度が1になるのは終点においてですが、直接材料の進捗度も加工費の進捗度と連動(・・・というか同じ)なので終点で初めて1になる、すなわち、終点までゆっくりと投入され続けていくという考え方をするので、「平均的に」投入という表現をするわけですね。
あと、ある進捗度時点における一括投入の考え方も、理解できました。参考にさせて頂きます。 |
|