パパの出張簿記講座 2級工簿Q&Aデータベース







分類 「第2章 費目別計算」

【No005】「個別原価計算の問題について」 

質問者 虹さん 質問日 2005/12/11 18:57  回答者 キタロウさん

質問
パパさんメルマガで、お世話になってます。
私の持ってる問題集のある問題について教えて下さい。

次の資料に基づき、当月の仕掛品勘定および製造間接費勘定の記入を完成しなさい。
なお、月初仕掛品は指図書#201で、48,000千円であった。
指図書#201、202は当月完成した。
(6)修繕引当金・・・・当月繰入額3,600千円、取崩額600千円
という問題です。
解答は、
           製造間接費
━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━
修繕引当金  3,600千円 ┃
            ┃
となってます。
取崩額600千円については、関係無いのでしょうか?


回答
虹さん、こんばんは。

工業簿記の修繕引当金の範囲で考えてしまうと分かりづらいと思いますので、これまでに学習された3級の貸倒引当金の繰入、貸倒れの発生に置き換えてみます。

H17.3.31(第1期期末)
 第1期期末売掛金残高1,000,000円に対して5%の貸倒引当金を設定する。
  (借)貸倒引当金繰入 50,000 (貸)貸倒引当金 50,000

H17.6.30(第2期期中)
 前期の売掛金残高のうち50,000円が回収不能となった。
  (借)貸倒引当金 50,000[A](貸)売掛金 50,000

H18.3.31(第2期期末)
 第2期期末売掛金残高1,200,000円に対して5%の貸倒引当金を設定する。
  (借)貸倒引当金繰入 60,000[B](貸)貸倒引当金 60,000

上記[A]が当期取崩額、[B]が当期繰入額となります。
【[A]は費用ではない。[B]は費用となる。】


これと同様に考えられて、

当月に実際に修繕を行ったときの仕訳
 (借)修繕引当金 600,000[A’] (貸)現金預金など 600,000

当月の繰入
 (借)修繕引当金繰入 3,600,000 (貸)修繕引当金   3,600,000
    製造間接費   3,600,000    修繕引当金繰入 3,600,000
                 │
                 │(貸借の同一科目を整理して)
                 ↓
 (借)製造間接費 3,600,000[B’] (貸)修繕引当金 3,600,000

[A’]は当月の製造間接費ではない。[B’]は当月の製造間接費となる。

という感じで如何でしょうか?

お礼
キタロウさん、こんばんわ。
とても解りやすい解説、ありがとうございます。
理解出来ました。


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