パパの出張簿記講座 2級工簿Q&Aデータベース







分類 「第1章 工業簿記の体系」

【No004】「製造間接費の分類」 

質問者 孫八さん 質問日 2005/12/05 06:14  回答者 井上ファミリーパパさん

質問
製造間接費というのは費用なのでしょうか?
それとも資産なのでしょうか?
「費」とあることから費用だとは思うのですが、材料などの消費時には仕掛品と共に借方に記載して
(借方)仕掛品[資産の増加]   (貸方)材料費など[資産の減少]
    製造間接費[費用の発生]
というのはわかるのですが
製造間接費を仕掛品に配賦する際の
(借方)仕掛品[資産の増加] (貸方)製造間接費[費用の減少?]
この費用の減少?というのがピンときません。
これが資産勘定であれば、同じ資産勘定同士での移動ということで納得がいくのですが。
皆さんここはどういう理解の仕方をされたのでしょうか??


賃金と経費についても、
支払時には費用の増加として借方に記載しますが、仕掛品と製造間接費に振り替える時には「賃金を消費」とまるで資産としてプールしていたものを取り崩すかのような表現も感覚的によく分かりません。
この「費用を消費する」という概念はどう理解すればよいのでしょうか

回答
孫八さんへ
「製造間接費」という勘定科目は、製造に要した間接費を集計するための勘定科目です。
仕訳には、外部との「取引の仕訳」と、費用・収益等の諸勘定の金額を集計するための「振替仕訳」があります。
3級の商業簿記の決算で、費用・収益の各勘定を損益勘定に振替えた「決算振替仕訳」で振替仕訳は体験しています。

孫八さんは、取引の仕訳に関するルールを「振替仕訳」に当てはめてしまったため、疑問が生じたのだと思います。
難しく考えても、工業簿記の問題を説く上では、無意味なところですので、簡単にまとめてみました。

>製造間接費というのは費用なのでしょうか?
>それとも資産なのでしょうか?
答え 製造原価を集計するための勘定
>費用の減少?
答え 原価(費用)を集計するための振替仕訳

お礼
簿記の全ての仕訳は、よく見る取引の8要素の結合図で説明できると思っていたので、「費用?の減少?」と混乱していました。取引仕訳と振替仕訳は別に考えて、損益振替と同様に集計するための振替仕訳と理解することで解決できました。ありがとうございました。



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