<前頁><目次><次頁>
V 総勘定元帳の締切
1 費用・収益勘定の締切
|
|
(1) 費用・収益の勘定の締切
費用・収益の勘定は、総勘定元帳に新しく「損益勘定」という勘定口座を設けて、費用・収益勘定の残高を損益勘定に振替えて締め切ります。損益勘定はP/L作成の資料となります。
総勘定元帳の残高を振替えて締め切るための仕訳を決算振替振替え仕訳といいます。
(2) 費用勘定の締切
費用の勘定の残高は損益勘定の借方に振替えます。そのため次の決算振替仕訳を行い総勘定元帳に転記します。
(借方) 損 益 ××,××× (貸方)費用諸勘定 ××,×××
(3) 収益の勘定の残高は損益勘定の貸方に振替えます。そのため次の決算振替仕訳を行い総勘定元帳に転記します。
(借方)収益諸勘定 ××,××× (借方)
損 益 ××,×××
(4) 損益勘定の締切
損益勘定の残高は、当期純利益(または純損失)の額を表します。損益勘定の残高は資本金勘定に振替えます。そのため次の決算振替仕訳を行い総勘定元帳に転記します。
(借方) 損 益 ××,××× (貸方) 資本金 ××,×××
*純損失の場合には反対の仕訳になります。 |
2 資産・負債及び資本勘定の締切 |
|
(1) 繰越記入
資産の勘定は借方に残高生じます。この残高は次期に繰り越されますので、貸方に「次期繰越」と朱書きして帳簿を締め切ります。これを「繰越記入」といいます。繰越記入は、仕訳を行なわず総勘定元帳に記入しますので、仕丁欄には (チェックマーク)を記入します。
負債・資本の勘定は貸方に残高が生じますので、借方に繰越記入をして帳簿を締め切ります。
(2) 繰越試算表の作成
繰越記入が正しく行なわれているか検証するため、資産、負債及び資本勘定の繰越高を集めて、繰越試算表を作成します(詳しくは40ページで解説)。
繰越試算表はB/S作成の資料となります。
(3) 開始記入
総勘定元帳に締切が終わったら、次期の資産・負債及び資本の総勘定元帳口座の最初の行に,次期の最初の日付で次期繰越の反対側に前期繰越を記入します。これを「開始記入」といい、繰越記入同様、仕丁欄には (チェックマーク)を記入します。 |
3 決算振替仕訳 |
|
前ページの問題の決算振替え仕訳を行います。
[解答] 決算振替仕訳
| 日付 |
借 方 |
貸 方 |
| N |
損益
|
235,000
|
仕入
給与
消耗品費
減価償却費
貸倒引当金繰入 |
165,000
25,000
15,000
25,000
5,000 |
| O |
売上 |
300,000 |
損益 |
300,000 |
| P |
損益 |
65,000 |
資本金 |
65,000 |
| ・ |
借方合計 |
600,000 |
貸方合計 |
600,000 |
|
|
|