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W 貸し倒れ
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| 1 貸し倒れとは |
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(1) 貸し倒れとは
売掛金、受取手形などの債権は、取引先の倒産などで回収不能となることを貸し倒れといいます。
(2) 貸し倒れの処理−その1−
貸し倒れが発生したときは、その債権を減額(貸方に記入)するとともに、貸倒損失勘定(費用勘定)の借方に記入します。
[例題]
4月1日 得意先の甲商店が倒産し、同店に対する売掛金50,000円が回収不能となった。
[解答]
4/1 (借方) 貸倒損失 50,000 (貸方) 売掛金 50,000 |
| 2 貸し倒れの見積もり |
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(1) 決算整理事項(復習)
決算では、繰越商品の額が含まれている仕入勘定の残高を、その年度の収益を得るために犠牲となった売上原価に修正(売上原価の計算)したり、帳簿価格が取得価格または前期からの繰越額になっている固定資産(備品など)から、その年度の収益を得るために減少した価値分を減額したり(固定資産の減価償却)します。
仕入勘定や備品勘定のように期末の帳簿価格が真実の姿をあらわしていない場合に、期末の帳簿価格を決算書に記載する真実の姿に修正することを決算整理、このための仕訳を決算整理仕訳、決算整理を要する事項を決算整理事項といいます。
(2) 貸し倒れの見積もり−その1−
貸し倒れの見積もりは決算整理事項です。
期末の債権には、貸し倒れとなる危険性が含まれており、その全額が翌年度の収益の取得に貢献できるとは限りません。また、翌期に繰り越した債権が回収不能となった場合、その額は当期の収益を取得するために犠牲となったと考えるのが妥当です。
上記のことから、決算整理で過去の実績率により、貸し倒れの予想額を見積もって当期の費用として計上するとともに、その分の資産価値を減少させます。
ただし、貸し倒れの場合、どの得意先の債権が貸し倒れになるかは不明であり、また、全額を回収するのが経営上当然の使命でもありますので債権の額を直接減額することは技術的に難しく、管理上も極めて不合理です。このことから貸し倒れ予想額は債権を間接的に減額するために貸倒引当金勘定設けて、次の例題のように仕訳をします。
[例題]
3月31日 決算に際し、売掛金50,000円(期末残高)に対し過去の貸倒実績率2%により貸倒引当金を設定した。
[解答]
3/31 (借方) 貸倒引当金繰入 1,000 (貸方) 貸倒引当金 1,000 |
3 B/Sへの記載の方法 |
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上記の例題のように仕訳をした結果、貸倒引当金勘定は貸方に残高が生じますが、B/Sには、貸し倒れを見積もった売掛金から控除する形式で借方にします。 |
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(注)減価償却累計額は、B/Sには表示しないで差額の30,000円だけを表示する方法も選択できる。 |
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