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・・第4章 固定資産と減価償却・・
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T 固定資産の取得
1 固定資産とは |
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資産には流動資産と固定資産があります。流動資産とは現金、短期の預金、繰越商品、売掛金、受取手形、短期の貸付金のように短期間(一般に一年以内)に換金されるものをいいます。
これに対して固定資産とは企業が長期(1年以上)にわたって保有するもので備品、車両運搬具、建物、土地などがあります。 |
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(1) 備品
営業用のいす、机、商品陳列ケース、金庫、事務用品などで、一年以上の長期にわたり使用することができ、かつ、相当価格以上のものを取得したときは備品勘定に記入します。例えば、同じ金庫でも実印や預金通帳、多額の現金を入れる50万円の金庫は備品となりますが、小口の現金を一時保管する5万円の手提金庫は消耗品費となります。
(注)相当価格の判断について
実務では、税法の基準(現行では10万円)に基づいて資産か消耗品か判断します。試験では「備品 XXX,XXX円を取得した」といったように出題されますので、金額の高い安いの判断は不要です。試験問題や参考書等では計算や説明を簡便にするため、10万円以下の備品がしばしば登場します。
(2) 車両運搬具
営業用のトラック、オートバイ、乗用車などの
(3) 建物
店舗、事務所、倉庫、従業員宿舎などの建物とその付帯設備(暖房、冷房、通風、エレベーターなど)
(4) 土地
店舗、事務所、倉庫、従業員宿舎などの建物の敷地 |
2 固定資産の取得 |
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固定資産を他から取得する場合に、一般に引取運賃、荷役費、運送保管料、購入手数料、関税、建物登録料等の付帯費用がかかるが、これは固定資産の取得価格に加えます。
[例題]
3月23日 営業用の金庫1台を50,000円で購入し、代金は小切手で支払った。なお、この金庫を事務所にすえつけるための諸費用1,500円は、現金で支払った。
[解答]
3/23 (借方) 備 品 51,500 (貸方) 当座預金 50,000
現 金
1,500 |
U 減価償却 |
1 減価償却とは
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通常、固定資産は複数の会計年度以上の長期にわたって使用されます。この使用される複数年(「耐用年数」といいます)に渡って、各会計年度の収益を取得するため、その価値を年々減らしていきます。
この減少した価値分(収益を取得するために犠牲となった額)を費用化し、その分、資産の価値を減少させる手続きを減価償却という。
例えば、3年間に渡って企業に企業に使用される(耐用年数3年の)固定資産は、下の図のように、各会計年度ごとに、「収益を取得するために犠牲となった額=資産価値の減少額」を費用化し、資産の価値を3年間に渡って最終の処分価値分まで減らしていきます。
なお、ほかの固定資産と違って、土地は、使用することによって価値が減少するということがないので、減価償却の対象になりません。
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固定資産の取得価格 |
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1年目 |
費用化 |
B/S計上額
(翌期に繰越) |
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2年目 |
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費用化 |
B/S計上額
(翌期に繰越) |
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3年目 |
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費用化 |
処 分
価 値 |
減価償却は、期末に一括して、決算整理として行います(15ページ参照)。
15ページで解説した売上原価の計算に係る決算整理では、仕入勘定で費用として計上した額のうち、まだ犠牲となっていない商品を資産勘定(繰越商品)に振替をしました。これに対して、減価償却では、固定資産の勘定で資産として計上した額のうち、その会計年度の収益を得るために犠牲になった分を費用(「減価償却費」という勘定科目を使います)に振替をします。
[例題]
12/31 決算日あたって、備品の減価償却を行った。なお、当期の償却額は3,000円であった。
[解答]
12/31 (借方) 減価償却費 3,000 (貸方) 備 品 3,000 |
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