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V 預 金
1 主な預貯金
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主な預貯金には普通預金、当座預金、通知預金、納税準備預金、定期預金や郵便貯金などがあります。それぞれの預貯金の名称をそのまま勘定科目に使います。各預貯金は資産ですので増えたときは借方に減少したときは貸方に記入します。
預貯金から生じた利息は受取利息勘定(収益)で処理をします。
[例題]
3月23日 普通預金から30,000,000円を6ヶ月の定期預金にした。
9月23日 上記の定期が満期となった。利息15,000円は普通預金に、元本の30,000,000円は当座預金に入金した。
[解答]次の取引の仕訳をしなさい。
3/23 (借方) 定期預金 30,000,000 (貸方) 普通預金 30,000,000
9/23 (借方) 当座預金 30,000000 (貸方) 定期預金 30,000,000
普通預金
15,000 受取利息 15,000 |
2 当座預金 |
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(1) 当座預金とは
この預金は、法律で利息をつけることが禁止されています。主として、小切手や手形の支払資金となるもので、企業の営業資金の決済口座として使われており、企業経営には欠くことのできない預金です。引出しには小切手を振り出します。
この預金の残高が不足すると振り出した小切手や支払期限の到来した手形が決済できなくなります。このことを「不渡り」といい、2回「不渡り」を出すと全国の銀行との取引が停止となり、企業経営が成り立たなくなります。 |
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(2) 小切手
小切手は持参人に対して現金に換金することを銀行に依頼する証書です。小切手を振出す場合、あらかじめ銀行に当座預金口座を設け、銀行から支給された小切手用紙を使います。
他人振出しの小切手を受け取ったときは現金勘定で処理しますが、自らが小切手を振出したとき(換金したときではありません)は当座預金勘定の貸方に記帳します。
[例題] 前ページの小口現金の例題を参照して下さい。
[解説]小払係に小切手を振出て渡した時点で、当座預金を減少させています。小払係りは必ずしも当日換金しているとは限りませんが、小切手は振り出した時点で当座預金の減額として記帳します。交付を受けた持参人は、その時点から10日以内であれば何時でも換金できます。換金の時点で当座預金の残高が不足していると「不渡り」になってしまいます。当座預金の残高を管理するには、換金を待ってから記帳するのでは危険です。また、現実問題として、いちいち換金した時点をチェックすることは困難です。 |
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(3) 当座預金出納帳
当座預金は、普通預金と違い通帳がありません(毎月、銀行から計算書が送られてきます)ので、現金同様の出納帳を記帳します。帳簿残高と実際の預金残高は必ずしも一致しません。決算日に、まだ換金されていない振出小切手(支払未済小切手)などが原因で預金残高と一致していない場合、原因を調査し、銀行の残高と一致するように訂正します(3級では出題されません)。 |
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(4) 当座借越
小切手の提示を受けたときに、当座預金の残高が不足している場合、「不渡り」となりますが、管理上の不手際や一時的な資金不足の備え、一定の限度額までは銀行から自動的に借りられる制度があります。この制度を「当座借越」といい、当座預金の残高が不足しても、不足額が借入限度額を超えるまでは「不渡り」を出さずにすみます。この当座借越の借入額の記帳には、借入れた額を当座借越勘定で記録する方法(二勘定制)と、当座貸越勘定を設けないで当座預金のみで記録して貸方残高として表示させる方法(一勘定制)があります。なお、決算日に当座借越勘定の残高または当座勘定の貸方残高がある場合、B/Sには借入金として計上します。
[例題]次の取引の仕訳をしなさい。
3月1日 甲銀行と当座取引を開始し、現金50,000円を預入れ、借入限度額50,000円の当座借越契約を結んだ。
3月23日 乙商店から商品80,000円を仕入れ、小切手を振出した。
3月27日 丙商店に商品50,000円を売渡し、代金は小切手で受け取り、直ち預け入れた。
[回答]
3/1 (借方) 当座預金 50,000 (貸方) 現 金 50,000
3/23(借方) 仕 入 80,000 (貸方) 当座預金 50,000(ニ勘定制)
当座借越 30,000
または
(借方) 仕 入 80,000 (貸方) 当座預金 80,000(一勘定制)
3/27(借方) 当座借越 30,000 (貸方) 売 上 50,000(ニ勘定制)
当座預金 20,000
または
(借方) 当座預金 50,000 (貸方) 売 上 50,000(一勘定制) |
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