<前頁><目次><次頁>
4 売上原価の計算に係る決算整理
|
| O |
(1) 仕入勘定で売上原価を求める方法
売上原価を求める計算式は?、覚えてますか。重要な算式ですから必ず覚えておいてください。「期首商品棚卸高 + 当期仕入高 −期末商品棚卸高
= 売上原価」です。
期首商品棚卸高は、決算整理前の繰越商品勘定の金額です。まず最初に、期首商品棚卸高を当期の売上原価に算入します。仕訳で示すと
12/31 (借方)仕 入 XX,XXX (貸方) 繰越商品 XX,XXX となります。この仕訳によって、前期から繰り越された繰越商品勘定(資産)の残高はゼロになり、仕入勘定に加算されます。
次に、棚卸をして把握した期末商品棚卸高を減額してします。仕訳で示すと
12/31 (借方)繰越商品 XX,XXX (貸方)仕入 XX,XXX となります。この2つの仕訳によって、仕入勘定の残高は当期仕入高から売上原価の額に修正されます。繰越商品勘定は期首商品棚卸高の金額から期末商品棚卸高の金額に修正されます。
以下、簡単な設例で仕訳と総勘定元帳への転記を説明します。
[設例] 次の資料から、売上原価を計算し、決算整理仕訳を行い各勘定に転記しなさい。
期首商品棚卸高 3,000円
純仕入高 12,000円
期末商品棚卸高 4.000円
[解答] |
 |
|
(2) 売上原価勘定で売上原価を求める方法
上記の解答では、売上原価を仕入勘定を使って決算整理仕訳をしましたが、新たに売上原価勘定を設けて処理する方法があります。この場合の決算整理仕訳は次のようになります。
12/31 (借方) 売上原価 3,000 (貸方) 繰越商品
3,000
12/31 (借方) 売上原価 12,000 (貸方)
仕 入 12,000
12/31 (借方) 繰越商品
4,000 (貸方) 売上原価 4,000
売上原価勘定は次のようになります。 |
|
 |
|