パパの出張簿記講座 日商簿記3級無料テキスト






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… 第2章 商品売買の取引 …
T 売上

 1 売上取引の仕訳 
 (1)売上勘定   
O  商品を販売したときは、その売価を売上勘定(収益)に記帳することになります。売上は収益の発生ですので貸方に記帳されます。
 (2) 相手勘定    
OO   商品は現金で売れるとは限りません。「代金は月末に支払う」など、後日清算するいわゆる掛売りの場合、相手勘定は売掛金(資産)となります。業者間の大口の取引などで手形で清算する場合、相手勘定は受取手形(資産)となります。
(例題)次の取引の仕訳をしなさい。
5月1日 甲商店に商品を現金300,000円で販売した。
 5/1 (借方) 現  金  300,000  (貸方) 売  上  300,000
6月3日 乙商店に商品を300,000円で掛売りした。
 6/3 (借方) 売掛金  300,000  (貸方) 売  上  300,000
7月5日 丙商店に商品を300,000円で販売し、同店振出しの約束手形を受取った。
 7/5 (借方) 受取手形 300,000  (貸方) 売  上  300,000
 (3) 発送諸掛
 商品を販売したときにかかった運賃、発送費などの諸費用を発送諸掛といいます。当方で負担する場合、発送費勘定(費用)で処理します。
 先方で負担する場合、立替金勘定(資産)か売掛金で処理します。商品代金と別に精算するときは立替金、商品代金に含めて請求するときは売掛金で処理します。
(例題)次の取引の仕訳をしなさい。
5月7日 A商店に商品を300,000円で掛売りし、発送運賃3,000円(当方負担)を現金で支払った。
 5/7 (借方) 売掛金 300,000  (貸方) 売 上 300,000
          発送費   3,000       現 金   3,000
6月7日 B商店に商品を300,000円で掛売りし、発送運賃3,000円(先方負担)を現金で立替えた。なお、発送運賃は商品到着後、直ちに精算している。
 6/7 (借方) 売掛金 300,000  (貸方) 売 上 300,000
          立替金   3,000       現 金   3,000
7月7日 C商店に商品を300,000円で掛売りし、発送運賃3,000円(先方負担)を現金で立替えた。なお、発送運賃の立替金は売掛金と合わせて請求している。
 7/7 (借方) 売掛金 303,000  (貸方) 売 上 300,000
                            現 金   3,000
 (4) 売上戻り、売上値引き
 商品の損傷、品違いなどのよって返品を受けた場合(売上戻り)、品質不良などで値引きを行った場合(売上値引)は、当初の取引を取消す仕訳(借方と貸方を反対に仕訳)を行う。
6月10日 6月7日にB商店に掛売りした商品のうち、30,000円が品違いのため返品された。
 6/10 (借方) 売 上 30,000  (貸方) 売掛金 30,000
7月10日 7月7日にC商店に掛売りした商品について、3,000円の値引きをした。
 7/10 (借方) 売 上  3,000  (貸方) 売掛金  3,000
 (5) 総売上高と純売上高
総勘定元帳

売  上
売上戻り 総売上高
売上値引


純売上高

 売上勘定の貸方合計を総売上高という。総売上高の金額から返品・値引額(借方合計)を引いた金額を純売上高という。

 総売上高−(売上戻り+売上値引)=純売上高

 P/Lにはこの純売上高(売上勘定貸方残高)が計上される。 


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